文学部 卒業生

卒業生からのメッセージ

  • 文学部卒業生(2012年度)

    上田 広子 さん

    世界を眺める独創的な「眼力」 を養う

    物事や事象の背後や根底には、一見ではわかり得ない世界が広がり、さまざまな事柄が網の目のように繋がっています。そうした世界を認識し眺めるには、情報を検証し、独自に統合できる「眼力」が必要です。眼力を養うには、自身の中に知識と教養の土台を築いて、鍛錬の中でそれを育むしかありません。
    卒業論文には慶應通信を特色づけるものですが、私の場合は特に卒業論文の構想から執筆の過程において鍛えられ、卒業後に眺める景色が変わりました。美術史学上の卒業論文でしたが、論考の基礎となったのは史学に限らず、哲学や社会学、文学や心理学など、慶應通信から教授されたさまざまな知識やその運用方法の全てといっても過言ではありません。
    学ぶ意思のある人々に広く門戸を開いてきた慶應義塾大学には、本大学ならではの歴史に培われてきたメソッドと叡智があります。その叡智を掴んで育み、遍く広がる世界を眺める眼を養っていただきたいと思います。

  • 文学部卒業生(2012年度)

    井上 良子 さん

    学びたい時が新たなスタート地点

    今、このホームページを閲覧している皆さんの背景はさまざまで、通学生のように勉強をメインに生活できる方はほとんどいらっしゃらないと思います。そういう私も海外在住の一主婦として限られた時間の中で、勉強時間を捻出し、試験やスクーリングのために日本との行き来を繰り返して卒業することができました。
    もちろん大変なことも多かったのは否めませんが、それ以上に社会人になってからの慶應通信での学びは、自分で望んだ分、若い頃より充実していました。レポートのために普段読まない本を読み、スクーリングでは通学生同様の講義を受け、さらに通信仲間との交流など、それらは一主婦としてだけでは得ることのできなかった貴重な経験であり大切な宝です。
    学びたいと思った時が新たなスタート地点、そして学びたいと思う気持ちは、必ず困難も乗越えることができると思います。慶應通信での皆さんの学びを心より応援しています。

  • 文学部卒業生(2012年度)

    早川 昌子 さん

    再び夢見るために

    若い頃からフランス文学が好きでしたが、さまざまな事情から学ぶことなく社会へ出ました。四十路を過ぎても仏文学への情熱納まらず、慶應通信に入学しました。そして、授業はテキストを通じて好きだった作家や詩人たちに再び出会い、一人で濫読しているのではなかなか理解が難しい文学史や、作品分析に触れることができ、また、仏文学と他国の文学、文学と他の学問とのつながりを学びました。
    とはいえ、通信課程は基本は一人で調べてレポートを書き、一人で勉強して試験を受け、こつこつと単位を積み重ねなければなりません。時には十分勉強したつもりなのに結果が出ず挫折しそうになったり、壁にぶつかることもありました。それでも継続できたのは、やはり大学で仏文学を学ぶという夢を、夢のままに終わらせたくなかったからに他なりません。
    皆さんも、慶應通信での学びに希望を抱いていらっしゃると思います。ぜひ夢を諦めないでください。慶應通信は学びの夢かなう場です。