慶應義塾の特徴

慶應義塾大学の卒業生には、卒業してからしみじみ「この大学で学んでよかった」と感じる方が多くいます。なぜ彼・彼女たちはこの様に感じるのか?卒業生に聞いてみました。 慶應義塾を知っている人も、知らない人も、新しい面を発見できるかもしれません。

理由1卒業生同士の信頼感

K.Nさん

初対面の相手が塾員(卒業生)だとわかると、一気に親しみを感じてしまいます

慶應義塾は150年以上日本トップレベルの教育を続けてきました。
さまざまな年代の塾員の活躍が、そのことを裏打ちしています。
そのため、どの年代の塾員であっても、同じ教育を受けた者同士という感覚があります。

理由2人脈としてのコミュニティ

F.Yさん

卒業しても三田会(同窓会)で交流が続いています

毎年、塾員によって開催される連合三田会大会というイベントに参加します。
連合三田会大会は、世代をまたいだすべての塾員が集う場として、毎年約2万人が参加しており、さまざまな塾員との交流に役立てています。
また、一部の一般企業には、企業内三田会が存在します。海外や地方都市にも三田会があり、塾員が情報交換することで日々の仕事や海外生活の助けとなっているようです。

理由3フラットな風土

H.Aさん

フラットな風土で質の高い学びを得られました

慶應義塾で公式に「先生」と呼ばれるのは、創立者である福澤諭吉ただ一人です。
式典や掲示などでは教員も学生も等しく「君」づけで呼ばれます。私も学生のころは教員を「さん」付けで呼んでいました。
学ぶものと教えるものを区別せず、教員と学生、先輩と後輩などの立場を越え、お互いに学び合い教え合いともに成長する精神を大切にしていると感じました。

理由4続いていくことへの期待

S.Mさん

慶應義塾の伝統が続いていくよう、協力したいと思っています

東京六大学野球のうち、特に注目が集まるのが慶早戦。試合当日の神宮球場には現役学生のみならず、多くの卒業生の「若き血(応援歌)」が響きます。卒業しても慶應義塾との縁を大切にする文化があり、周年事業にはいつも、卒業生から多くの協力があります。子どもを慶應義塾へ進学させたり、慶應の教員になったりする塾員も珍しくありません。
自分が受けた教育に満足していることの現れでもあり、今後も慶應義塾には、日本を代表する学塾として続いていってほしいと思います。

理由5創立者福澤諭吉

T.Sさん

福澤諭吉の精神は、現代にも通用すると感じます

慶應義塾は創立者の存在感が大きいです。福澤諭吉は明治初期、『学問のすゝめ』で人間の自由・平等・権利の尊さを説き、新しい時代の先導者となりました。
ひとりの人間としての福澤は、儀礼的な慣習や常識などにとらわれることを嫌い、飾らず気さくで、「独立自尊」を身をもって体現する行動的な人物だったそうです。明治の大きな歴史の転換期を経験し、「あたかも一身にして二生を経るがごとく」と形容しています。福澤が遺した言葉は、激動の現代にも通用するキーワードが多いと思います。



5つの理由をならべてみると、卒業生に共通するものとして「慶應義塾でよい教育を受けた、よい仲間と出会った」という意識があるようです。
これからも、慶應義塾で学んだことを誇りに思う卒業生が増えることを願ってやみません。
もしも慶應義塾で学ぶことになったら、あなたにとっての慶應義塾とは何かを、探してみてください。

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